社長の飲みさしワインコーナーにこんなワインが・・・。 Edoardo Valentini Montepulciano d'Abruzzo1992 このラベルを見ていたらなんだか昔のことを思い出し、僕の師匠、立石 滋氏について書こうと思います。 そもそも僕は学生時代にワインの魅力にとりつかれたわけですが、当然アルバイトでしかレストランでも働いたことがなく、経験ゼロみたいなものでした。 プロになろうと心に決めてから最初にしておきたかったイタリアでのブドウ収穫を果たし、帰国後すぐに働き始めたレストランが 新宿御苑のタベルナ ロッサーナ。 ここで知り合ったのが僕の師匠である立石 滋その人であり、この人なくしてヴィナイオータの太田社長との出会いは語れません。 立石さんは当時から外からの情報に頼らず、自分の感覚だけで店でサービスするワインを決めていました。僕がこのお店で働きたいと思ったのも、ある雑誌に立石さんが載っていて、他の有名ソムリエたちがスーパートスカーナやスーパーV.d.T.を紹介しているのにもかかわらず、ただ一人"オルヴィエート(スカンビア)”というマイナーなD.O.C.銘柄を紹介していたからです。そのチョイスの渋さ、D.O.C.を重んじている感じは当時としては異質でしたし、孤高の格好良さがありました。 僕が一緒に働けたのは僅かな時間でしたが、信じられないくらいの沢山のことを教えてもらいました。 全く何も出来なった僕からすると、教わった技術の全てが今に役立っていますが なにより大きかったのは、サービスマンとしてのホスピタリティとスピリッツ(心構えというべきか)でしょうか。 変にベタベタせず、必要なときにテーブルに行き、そのときは全力で喜ばせ楽しませる。 だけども常にお客様が主役であることを忘れず、自分は脇役に徹する。 本当の友達が来たのと同じようにお客様に接するのに、なあなあにならず、きっちりもてなす。 その全てが力が抜けた自然な状態で出来る、そんなホスピタリティとスピリッツなのです。 長丁場の営業の中で、この辺りのことが出来るサービスマンは世の中にそんなに多くありません。 立石さんは今は銀座のメッツァノッテというお店でいぶし銀のワインをサービスしておりますので お近くに寄られた際は是非!! http://www.mezzanotte-ginza.com/top.html #
by taibane1999
| 2009-05-27 15:30
| ワイン
"すごいワイン"というのはやっぱりいつ飲んでもすごい。 Quintarelliのワインを初めて飲んだのは今から10年前くらいだろうか。 デパートに並んでいたValpolicella1992を5000円ほどで買って家で飲んでみた。 Quintarelliのワインの中でも特殊な1992年は、当時の僕の能力では到底理解できるはずもなく、 ?を頭の上にフヨフヨさせながら「ラベルもかっこいいし、きっと凄いワインなんだ!」と あまり美味しいと思わなかったくせに十傑入りさせてました・・・。 ↑当時自分の部屋にワインの空き瓶を並べ勝手に順位付け、"十傑"を決めてました・・・、笑ってください。 それから少しして、やっぱりAmaroneも一度飲んでおかないととAmarone1991を気合で購入。23000円くらいだったような? このワインには身震いし、心底感動しました。 伝統的スタイルのワインの普遍性や古臭さに魅かれてワインにのめり込んでいった僕にとって、 スーパートスカーナ的なI.G.T.ワインが"すごいワイン"と呼ばれる当時の風潮は、どこか違和感がありました。 ですので、QuintarelliのようなD.O.C.ワイン(今はD.O.C.G.かな?)に出会えると イタリアワインの真髄”すごいワイン”をまた一つ知れた!と大興奮したものです。 時代に流されず変わらないものって、やっぱりかっこいいなー。 #
by taibane1999
| 2009-04-16 14:43
| ワイン
全く同じ洋服、同じ格好、京都帰省中に撮った双子ならではの写真です。 後ろ姿ですが、どちらが小梅でどちらが小春か分かる人、マニアックです! #
by taibane1999
| 2009-04-01 17:28
| お子ちゃまたち
うちのしゃちょーの愛娘、遊月(ゆづき)ちゃんの出産をお祝いして植樹された桜も咲き始めました。 綺麗に咲いていますが、実際はまだまだ小さいので 木の下でお花見となると、10年(?)くらいはかかるかもしれません。 なのでとりあえず今年は近所の公園にみんなでお花見しに行こうと思います。 うちのチビたちも結構歩けるようになったし、遊人お兄ちゃんに遊んでもらえるかな? #
by taibane1999
| 2009-03-23 09:36
| 自然
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